惑星軌道(水星、金星、地球、火星)の教材
Educational Materials on Planetary Orbits (Mercury, Venus, Earth, Mars)

立体コビーによる惑星軌道の教材の写真で、水星、金星、地球、火星の軌道を示している。
Type:
2D data(Tactile graphic, etc.)
Category:
理科
Author:
金子健(国立特別支援教育総合研究所)
Target:
中学3年生や高校生
Data description:

中学3年や高校の理科では、惑星の軌道について学ぶ内容がある。この教材は、水星、金星、地球、火星について、軌道を示したものである。惑星の軌道のかたちは、どれも楕円であるが、金星と地球の軌道は円に近く、水星と火星は楕円の度合いが、より高い。

この教材は、立体コピーで作成し、ホワイトボード等に四隅等をマグネットで固定して使うことを想定している。各軌道は、2重の線として幅をもたせ、そこにマグネット等を置ける(付けられる)ようにしている。軌道の幅は11mmである。マグネットを各惑星に見立てることで、各惑星の、特定の日時における配置を示すことができる。その配置については、NASAによるもの(https://eyes.nasa.gov/apps/solar-system/#/home)など、Web上で、いくつかのシミュレーターが公開されており、特定の日時の配置を知ることができる。なお、軌道をたどるには、マグネットではむずかしいので(マグネットでは動かしているうちに軌道をはみ出てしまうので)、指でたどったほうがよい。

また、太陽は塗りつぶした円で示し、各惑星の近日点(太陽に最も近い地点)を軌道の外に、短い線で示している。また、春分点方向(地球が春分の際の、地球からの太陽の方向)を、惑星の軌道の外に線で示している。また、写真では、火星が近日点(太陽に最も近い地点)にある場合と遠日点(太陽から最も遠い地点)にある場合を示しており、また、地球を火星の近日点に最も近い地点に置いている。地球と火星の間の距離は、各惑星が軌道上のどの地点にあるかに応じて変化するが、この場合のように距離が近い場合と距離が遠い場合では、その差が何倍にもなることが分かる。

なお、この教材はA3判の立体コピー原図であるが、そのままのA3判用のものと、A4判2枚に分割したもの、計3つのPDFファイルをZIPファイルに含めている。後者を使用する場合は、A4判2枚を立体コピーにしたうえで、それぞれの軌道の中心にあたる部分の縦の空白部分を切って取り除いて、2枚を合わせる必要がある。

License:
CC-BY, NC, SA
Scale:
約1兆8200億分の1
Size:
火星軌道の春分点方向の大きさで約25cm(A3判1枚、またはA4判2枚)
3D printer:
Materials:
Additional information:

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ダウンロードリスト

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wakuseikidou
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